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角山 桂子
「看護業務基準」や「看護職の倫理綱領」に示されているとおり、私たち看護職には免許によって看護を実践する権限が与えられた者としての自覚を持ち、主体的に学習に取り組むことが求められています。当院は腎不全・泌尿器科領域に特化した専門性の高い医療機関であり、小規模ではあるものの超高齢化社会を迎えた今、地域において果たす役割は大きいと考えています。患者さんやご家族の最も近くで身体的・心理的・社会的側面からケアを行う看護職には大きな期待が寄せられており、その期待に応えていくために看護職が研鑽を積むことはとても重要だと認識しています。
当院に在職する看護職の大半が他の医療機関からの転職となっていますが、「ライフイベントに合わせた働き方をしたい」「仕事は大事だけどプライベートも大切にしたい」「専門的な分野で学習したい」など転職理由は様々で、教育や学習について求めることや考え方にも個人差があり、期待に応えたくても今は難しいと感じている人もいます。
私たちは、看護職一人ひとりがその時に「大切にしたい」と思うものを尊重したうえで、専門職としてキャリアアップにつながる学習をその人のペースで継続できるように支援することが、社会や組織の求める看護職の育成につながると考えています。 そして、私たち看護職は働き続けることで患者さんとの関わりやケアを通して生涯学びを得ることができます。キャリアアップしていく中で働く場所は変化するかもしれませんが、看護部では当院での経験・教育が看護職の皆さんのキャリア形成の過程の一部であると認識し、組織的に支援していきます。
専門性を高めるため様々な研修会、学会への積極的な参加・発表、院内の勉強会などを通して知識、技術の修得に努めています。また、入職時研修、泌尿器科、腎不全・透析看護の研修は、実践能力の向上を目的に新卒、既卒を問わず行っています。地域での学習会にも積極的に参加し情報交換、連携を深めています。
新卒看護師は病棟にて3ヵ月の看護基礎研修を実施後配属先の研修に移行する
配属先にてOJTと講義の組み合わせでプログラムされている
病棟オリエンテーション
継続教育プログラムへ移行
透析看護の初歩を学ぶ期間として8週間設けています。未経験者には基礎から、そして経験がある看護師には、再学習と当院の透析治療の特徴を理解してもらい、安全で確実な治療の提供を行うことを目標としています。臨床での実務と講義を合わせた内容で医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士、医事課(透析患者の社会資源、医療費など)が総合力で看護師を支援しています。
透析室オリエンテーション
継続教育プログラムへ移行
「段階別目標」と称し当会オリジナルのキャリアラダーを使用中です。
各部署(病棟・手術室・透析室・外来・入退院支援)と職制(看護師・看護補助者・クラーク)に区分された当会の専門性とシステムを反映したキャリアラダーです。
継続教育としてはe-ラーニングによるクリニカルラダー別研修を実施、レベル分類し年間計画で全ての看護職員に研修を提供しますが、若干レベル分類に悩みが生じています。
そのため、現在、JNAラダーと当会キャリアラダーを融合することに取り組んでいます。
何故なら、個々の看護師のキャリアを大切にして当会での看護実践能力のスキルアップを目指して欲しいため!!
様々な専門資格の取得を応援しています。
認定看護師(透析分野) | 2名 |
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慢性腎臓病療養指導看護師 | 10名 |
腎代替療法専門指導士 | 2名 |
日本糖尿病療養指導士 | 1名 |
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腎臓病療養指導看護師 | 1名 |
RECRUIT
私たちと一緒に働きませんか?
あなたのことを、お待ちしております。
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